黒い皿に溢れ零れる白い液。 ブクブク泡立っている濁ったそれが皿のふちから流れ出ている。 その光景から目を離すことを許されず、僕は嗚咽と涙を必死に堪えて見つめ続けた。
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パカっと音がして、真ん中から綺麗に卵が割れた。 大盛りの白いご飯にそれが掛かり、米粒の隙間から流れ落ちていく。 男は大きな口を開けると豪快に食べ始めた。 時々、味噌汁を啜っては咽喉のすべりを良くして、また大口で食らっていくのだ。 千切っただけの野菜サラダを箸で摘んでは、低カロリードレッシングにドバドバ付けて、なぜかご飯の上に乗せお米と一緒に食べ進める。 絶対に毎日の健康管理に悪い影響を及ぼしているはずだ。 けれど、凄いなぁっと、素直に思う。 同じ男なのに、この食欲の違いは一体……。
2歳違いの弟の豪快な食べっぷりに圧倒され、自分の食事が止まっていた僕に、彼がギロっと視線を合わせてきた。 「何だよ? ……急いで食べろよな、今日しか放映しない映画なんだぜ」 「う……、うん。急ぐよ、……ゴメン」 少し距離のある映画館で、一日限定の公開映画を二人で見に行くことになっていた。 それほど仲が良いわけでもない弟から、先週いきなり誘われたのだ。 帰宅組の僕と違い、生徒会の一員である弟の智季(ともき)。 何故、僕を誘うのかイマイチ理解出来ていない。
再度、視線に促され、慌てて食事を再開しようと卵焼きに箸を伸ばした。 弟と僕の卵料理には大きな違いがある。 何でもウェルカムの弟と、生が苦手の僕。 食事の支度は僕の担当だから、見るのも触るのも大丈夫だけど、食べるのはだけはどうしても駄目だった。
ふと、鋭い視線を感じて顔を上げた。 モソモソと食べる僕の口元を、弟がじっと見ていたようだ。 なに?っと首を傾げることで問いかけたのだが。 スっと視線を僕から外すと味噌汁をゴブっと飲み込んでいく。 よくある事だったので大して気にもせず、僕も食事を続けた。
冬が近いとはいえ、今日はまだ暖かい。 僕達は軽装で家を出ると、列車に乗って映画館のある町へと向かった。 初めての町だ、と少しだけ緊張していた僕の腕を弟が軽く叩いて歩くよう促してくる。 個人所有の映画館だと歩きながら教えてくれる弟に、僕は幾つかの質問をしてみた。 「個人? もしかして他人の家で観るってこと?」 「いや、その人が持ってる小さなビルだ」 「チケット代が無料って言ってたけど、本当にいいの?」 少しなら余分にお金を用意していたから弟と二人分なら払えると考えていた。 「いらないって言っただろ。学校で招待券をもらってんだからイイんだよ」 弟は興奮しているのか、少し息が荒くなっている。 時間厳守だと、朝から何度も言われたことを思い出した。 そんなに好きな映画なのか、と少しだけ感心してしまう。
弟は優秀な生徒会の一員であり、優等生で曲がったことが大嫌いな真面目人間だ。 身体が立派なだけに、家でも学校でも存在感に押し潰されそうで、実を言うと本当は近くにいるのは苦手だった。 彼もソレにきっと気付いている。 だからこの誘いはかなり意外だったのだけれど。 もしかしたらギクシャクしている関係を彼なりに何とかしようとしているのかも知れない、そう思った。
少しだけ緊張を解き、リラックスしてきた僕の目に件のビルが見えてきた。 まだ新しい物件にしか見えない5階建てのビル。 正面の扉を通り過ぎ、角を折れてすぐの小さな扉を開けて、弟がサッサと先に階段を上っていく。 慌てて僕もそれに続いた。 細い階段を4階まで大股で一気に上る弟に、何とか追いつこうと頑張った僕の息は、どんどん荒くなっていった。 (体力が違いすぎるんだから、もう少し気を使えよなぁ~) ゼイゼイっと息を吐きながら、飄々と入口のドアに手を掛ける弟を睨み付けた。
「ちわ~。連れて来ましたぁ~」 暢気な弟の声を聞きながら首を傾げた。 (知り合い? そんなこと一言も……) 疑問に思ったものの、弟の急かすよな声に足を踏み出した。 「来いよ、兄貴」 グイっと腕を引っ張られて、 「うわっ」 床につまづいて転びそうになった僕を太い腕の男性が支えてくれた。 弟とは違う大人の腕が視界に入り、知らない誰かに迷惑を掛けたことを知った。 「あ、……ありがとうございます」 恥ずかしくて頬が熱くなった。 ちゃんと顔を見てお礼を言わなきゃ、と背を伸ばして正面を向いた。 それなのに。 「……っ!」 そこに居たのは……。 20代の3人の青年だった。 二度と見たくない、遭いたくない男たちの姿。
呆然とする僕の横を弟が歩いて行くのを視線が捕らえていた。 でも思考が追いつかなくて。 「じゃっ」 その一言でハっとした僕は、置いて行かないでっ、と弟に慌てて声を上げた。 いや、そのつもりだった。 でも実際には恐怖で声になっていなかったのだ。 (や、やだっ、待って! ……智季っ、置いてかないでっ!) 縋るように走り掛けた僕の前で、バタンっとドアが閉まった。
コツコツ、コツ。 コツ、コツコツ……。 大柄な2人が悠然とした足取りで僕に近づいて来る。 もう1人に腕を掴まれて行く手を阻まれている僕の元へと。 (や、いやっ! ど……どうして……どう……) ドクンっ、ドクン、ドクンっ。 ドクっ、ドクっ、ドクン……。 心臓の音がやけに大きく聞こえていた。 (逃げっ、逃げなきゃ。……逃げろっ、逃げろっ、逃げっ……) ようやく足が僕の指示を受けて僅かに動こうとした。 そのジャリっという小さな音を合図に、僕はクルっと振り返った……つもりだった。 けれど、腕を強く引っ張った男の所為で、またしても2人の男の方へと戻されてしまう。 「ぃ……や……。やっ、……やだよぉ~っ。助けてっ! いやぁああ~~っ」 僕の脚は恐怖にガクガク震えると、やがて腕を掴まれたまま床に屑折れていった。
片手で顔を覆い、泣きじゃくる僕に大きな黒い影が射した。 「相変わらず可愛い声だな」 「おぉ、身長もそれ程伸びてないしな。成長が遅いのかもな」 二度と聞きたくなかった男たちの声。 「この泣き顔だよなぁ、やっぱり。……他の子じゃ、こうは興奮しねえからな」 「そうだな。俺も忘れられなかったぜ、……碧(みどり)ちゃん」 あの時と同じ口調で名前を呼ばれて身体が大きく震えた。 「今日から、……また……いっぱい調教してやるからな」 「4年以上経ってっから、ほどよく締まってアソコは気持ちイイだろうなぁ」 「ああ、楽しみだよ。……ほら、見な、俺の。……もうコンナだぜ」 腕を握っていた男が、顔を覆う僕の手の甲に勃起したモノを押し付けてくる。 (ひいいいぃいいい~~~っ) 服越しにも分かるその硬さ、大きさ、何より濡れた感触にぞっとする。 やっと忘れた気でいた過去が、脳裏に次から次へと浮かんできていた。
「おいおい、早過ぎだろ。まあ、それもしょうがねえか。なんせ、碧のアソコは気持ちよく俺たちを包み込んでくるからな」 「そうだな、俺も今日この日を指折り数えて待ってたんだぜ。いっぱい碧の淫乱穴に注いでやっからよ」 1人が僕の頭をわし掴みにすると、顔を自分の方へ向けさせようとする。 (い、ぃやああぁああ~~~。いや、やっ……だっ……) 大学生だった男たちは成長し、精悍な顔立ちの筋肉のついた青年になっていた。 ニヤっと覚えのある顔を見せつつ、スラックスのチャックを下げていく姿に絶望する。 フルフル首を振って逃れようとする僕の顔を、他の2人が押さえつけてきた。 「こ~ら。大人しくしな。……俺たちに逆らったらお仕置きだって、お前はその身体で知ってるだろ? なぁ、……み・ど・り」 「くく、そう怖がらせるなって。使いにくいだろ。……碧、お前は頭がイイから覚えてるよなぁ?」 「そうそ、俺たちをお前の穴で気持ち良~くしてくれればイイんだ。そしたらお前にも天国を見せてやるよ。永遠に、な」 逆らった時のことを思い出した僕は、ただひたすら涙を溢すしかなかった。
突き付けられる凶暴な凶器。 そそり立つ先端から先走りが零れ、卑猥に僕の唇を濡らしては、こすり付けられてしまう。 いつの間にか、その両隣にも歪に膨張した2本の竿が準備されていた。 そう、同じ様に僕の唇を陵辱する為に。 けれど、唇だけで済むなんて思える筈もなくて。 ガクガク震える身体を前のめりにしながら、僕は唇を開いていった。
はむっ、んっ……うぶっ……。 んっ、……んむぅ……んっ、んんっ。 ……あむっ、……んぐっ、んっ、……んんっ! 片方づつ手に膨張した竿を持ち、碧は交互に咥え続けた。 その背後では、残るもう一人の男が碧の双尻を濡れた掌で掴み、狭間の穴に巨根を激しく出し入れしていた。 碧の目は輝きをなくし、自分の唾で濡れそぼる男たちのモノを見つめている。 開かれた口腔には何度も注がれた精液の泡がゴボっと泡立って、性器と化した少年の口を淫靡に彩っていた。 「くっ。……イイぞ。そう、……そうだ」 「……うっ。くっ、……ほら、もっとだ、もっと奥に……奥に突っ込め!」 ぐうっと呻く碧を無視して、2人は気持ちのイイ穴となった口に同時に突き入れていった。
2本挿しされて顔面を強張らせた碧の後穴を、ズブブっと背後から突き入れて愉しんでいた樫貝は、前に手を回すと強引に乳首を掴んで捻ってやった。 「んんっぐぅうううううううううううぅ~~~っ。んむぅうう、っぁああああああああ~~~~~っ」 涙に鼻水、涎と唾。 出せるもの全てで真っ赤に染まった顔を濡らすと、碧は身体を大きく何度も奮わせたあとでイった。 「うぐっ……。はっ、はっ、イ、イクぜ、イクぜっ! ウオオオオオォ~~~~っ、俺も出してやるっ、出してやるぞっ!」 叫ぶことも出来ない状態の碧を見ながら口を使っている男たちが興奮の声を上げた。 「……はっ……ぐっ、キツっ……。くっ、そ、…そらっ! こっちもイクぞっ。くぅっ、そらっ、そら~~~っ!」 今にも倒れそうな碧を更に蹂躙しようとする仲間に興奮したのか、背後から覆い被さっている樫貝も大声で叫び始めた。 「ははっ、はははっ。イイっ、イイぜっ。……ぐっ、……だ、出すぜっ、たっぷり出してやるぜぇええ~~っ」 自分の精を吐き出した刺激でブルブル震える身体の動きに誘われた男たちが、大量のザーメンを碧の顔や胸、尻穴の奥深くへと注いでいった。
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それから何日が経ったのか、もう碧には分からなかった。 ビルの最上階の一室に連れ込まれて監禁状態が続いていた。 休みなく3匹の野獣に襲われては、怯える身体で全てを受け止めるしかない。 時間を決めているのか、1人ずつ訪れては陵辱し、調教を繰り返されていた。 最初はそれに抵抗し何度か逃げようとしたこともあった。 けれど、その度に卑猥な罰を受けさせられて、その気概すら消え去っていた。 こうやって3人同時に弄ばれるのも今では当たり前になっており、諦めた表情で足を開いている。
中学2年の或る日、この3人に浚われて輪姦されるという過去を碧は持っていた。 その日のうちに解放され、ボロボロの状態で家に辿り着いた。 家族は警察に届け出なかった。 恥ずかしい、見っともない、という理由で。 ウツ状態の碧を連れて両親は引っ越しを決めた。 怒りわめく小さな弟を必死に宥めて。
智季は勉強が好きで得意だった。 難関を突破して入学出来た小学校に愛着もあった。 だから、引越しを決断した両親に真っ赤な顔で抗議し続けた。 金持ちの鼻持ちならない同級生や上級生の陰湿な言葉によるいじめも多くて、それでも負けるものか、と耐え続けていたのだ。 絶対に今度のテストで見返してみせる、と。 実際、自信はあった。実力だって充分に。 寝る間も惜しんで頑張っていたのだ。 担任の先生からも、 「良く頑張っているね。これなら次のテストの結果によってはAクラスに入れるよ。期待してるからね」 そう言われていたのだ。 それが、一瞬にして消えた。跡形もなく。
二度とチャンスは訪れない。 一生、アイツらを見返せないなんて。 許せない。許せない。許せない。 ……絶対に。 ……絶対にだ!
高校に入学し、やっと兄を犯した奴らを見つけた時は小躍りした。 これで俺の復讐心が消える。 ようやく普通の人間に戻れる、と。 こんな自分はイヤだった。 いつまでも引き摺って生きていくなんて……。 俺を苦しめる淫乱な兄を一生傍で見続けるなんて、地獄だった。 誰も気付かないけれど、兄はどんどん綺麗になっていた。 ぷっくり膨れた唇は、食事の度に濡れて紅くなり俺を誘っているように思えた。 その唇に触れた、いや、咥えさせた奴がいる。 (くそっ、くそっ、くそぉおおおお~~~っ) 毎日毎日、自分がおかしくなりそうで怖かった。
全てから、そう、俺の人生を壊す全てから逃げたかった。 逃げなきゃ、いけなかった。 俺の人生はこれからなんだ、と。 そうして、俺は俺の人生を取り戻すことに決めた。 兄の存在をなくすことで、新しい自分、本当の自分になれると信じて。 昔住んでいた町に何度も何度も調査に訪れては3人を捜した。 見つけ出した時の嬉しさは開放感に満ち溢れていて、涙が零れたくらいだ。 それから、彼らの後をつけて現在の居場所を探し出した。 素人だからか、すぐに見つかってしまったけれど。 物凄い形相でスゴんでくる男たち。 (ぐっ、ここで負けてどうする) 睨み返してやり、脅し文句を使いながら彼らと交渉した。 警察に言わない交換条件に、兄を壊してくれ、と。 二度と俺の前に現れないように、そう念を押したのだ。
これで、良かったんだ。 ……そうだろう?
一度は取り戻した長男が、またしても行方不明になった。 その事実に両親は放心状態で、俺の様子など気にする余裕はなかった。 満足に眠れず、目はギラギラと充血し、壁を、床を、天井を睨み続けていることを。 食事中、勉強中、風呂の中、ベッドの上で、……どこにいても不意に浮かぶ光景は。 笑いかけてくる兄。先に歩く俺を小走りに追う兄。 あの日、待って、と泣き叫んだ……兄の姿だった。
これで良かったんだよな。 自分で自分に問い掛けるけれど。 答えは、当分出そうになかった……。
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「ほ~らっ、碧、見てごらん。お前の出したミルクだぜ」 樫貝が僕の顎を掴んで、強引にそっちへと顔を向けさせようとする。 「お、嫌なのか。……なら、もっと出させてやろうか、……ん?」 田所が僕の萎んだペニスを握り込み、やわやわと揉み始めた。 やあぁっ、と叫ぶ僕の胸に大平が顔を寄せ、ねっとりと乳首を舐められてしまう。 (んんっ。はっ、……あうぅ。……はっ、はあぁああああ~~~んっ! やぁああ~~~っ) 樫貝に唇を奪われ、舌で口腔を嬲られていく。 3人は惑乱する僕を嗤いながら更に行為を激しくしようと画策しているようだった。 そう、僕の痴態を撮影し、ネットで有料配信する為に。 今日はその更新日で、朝からずっと3人掛かりで弄ばれているのだ。
勃起した僕のペニスに焦点を合わせ、口付けや乳首への刺激だけで射精させると、その瞬間を映像として切り取っていった。 次に、カメラはテーブルの上の黒い皿に移った。 その皿には、僕の出した粘りのある白い淫液が入っていた。 ふちまでたっぷり注がれた皿から、ポトっポトっ、と零れているのだ。 「アレを自分の顔に塗り付けたら、今日は終わりにしてやるよ」 そう告げた大平が嗤って僕を見てくる。 残る2人もニヤニヤしながら僕の頬を両側からベロっと舐めてきた。 「……ぁっ。あぁあ~~~っ」 他人の舌、それも濡れて気持ち悪いものに嬲られて身体がぞっとするけれど、舐め続けられるうちに何故か疼きが沸き起こっていた。
頬を舐められたまま異なる2人の指に乳首を摘まれ、ギュっと捻られるたびに股間がズキズキして堪らなくなる。 今すぐ逃げたいけれど、出来るのは首を振るぐらいしか出来なくて。 移動した大平が僕の腰を持ち上げると、胡坐をかいた中に僕の腰を落としていく。 その間も2人の指は乳首から離れなかった。 じっくり嬲って遊ぶつもりなのだろう。 彼らは怒りもせずに僕の身体を弄り続ける。 「さあ、いい子だ。皮膚からミルクを飲みな」 「可愛く撮ってやるぜ、碧。お前の淫乱さをあますことなく、な」 田所と樫貝が、空いた手で僕の涙や汗で濡れた顔を拭い取っていく。 ミルクをたっぷり吸収しろよ、と両側から囁きながら。
「よし、撮影を再開するぜ。口を開けてモノ欲しそうな顔をしな、碧」 背後から大平から指示が飛んだ。 次の瞬間、 「いぎゃあああああ~~~~っ。……ひいっ! あぅ、あっ、……はぁっ、はあ~~っ。……ん、んんっ!」 ギュウっと田所が僕のペニスを握り込み、次いで宥めるようにさすさすと掌で撫でてきた。 「ははっ、ほんといい声だな。アソコにビンビン響いて堪んねえって」 繰り返し強弱をつけてペニスを弄ばれ続けた。 「よしよし、そうやって善がってろよ。お前のその顔で、不特定多数の男がオナニーしてイクんだぜ。この淫乱がよぉ~、……ちくしょう、可愛いぜ」 ちゅぷっ、ちゅぷっ、と樫貝が舌で僕の舌を絡め取ってくる。 息苦しいのに妖しい舌の動きに煽られ、何度も下半身に痺れが走り抜けた。
放心状態の僕の胸を愉し気に弄って遊んでいた大平が、耳元に妖しく囁いた。 「さあ、お前を犯してくれる男たちの為に化粧しな。……この可愛い淫乱め」 その言葉に、田所と樫貝の手と口の動きに、……僕のペニスは震えた。 何度も何度も極みに達し、新たな淫液が皿に継ぎ足されていく。
撮影が終わっても、この苦しい快楽地獄からは逃れられない。 あぁ。どうして、どうしてこんなことに……。
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