和也の息が僕の耳に当たる。 僕は一人で馬鹿みたいにドキドキしてた。 ピクピク震える僕を和也が「ククッ」と笑った。
「何でそんな緊張してんの?」 「してないよ。」 「嘘付けよ。すげーバクバクしてる、ココ」
そう言ってスルリと僕が着ていたトレーナーを下着ごと捲った。
「な、何すんだよ!」 僕は慌てて抵抗したけれど、後ろから抱え込まれたままではほとんど意味がなかった。
僕の左胸に当てられた和也の手はびっくりするくらい冷たい。 「暖けぇな。」 そう言うと冷たい外気に晒されてピンとたった僕の胸の飾りを指で摘む。
「や、やだ。何ィ・・?」 止めようとして体をひねった瞬間、僕はピクンとして動けなくなった。 僕が動けないことを良いことに、和也は僕のトレーナーと下着を脱がせ、僕は上半身裸のまま床に寝かされた。 冷たい床が背中に当たる。 和也が意地悪い顔で上から僕をみてる。 指一本動かせない。 「な、んで・・・?」 「ん?ああ、金縛り。動けないだろ?抵抗されると厄介だからさ。」 「ゆ、ゆうれぃ・・?」 和也はニッコリ笑って言った。 「ダメだぞ?あんま簡単に信用しちゃ。」
「ふ、んぅ・・・。」 「無表情だと思ってたのに・・・そういう顔も出来るんだ?」 可愛い、と耳もとで囁かれて耳を舐められる。 ピチャピチャとする音に僕は翻弄される。 さっきから和也の冷たい指がコリコリと僕の胸の突起を強弱をつけて転がす。
「こっちはどう?」 和也は僕のズボンのジッパーを下ろしてそのままズルリとズボンを下げた。 僕は恥ずかしくて目を瞑った。 自分でもアソコが変形していることはとっくにわかっていたから。
「ふぁ、や、やだぁ・・・」 パンツの上からやわやわとそこを揉まれて僕は耐えきれず声をあげた。 「気持ちいいんだろ?」
ゆっくりとパンツを下げられる間、僕は羞恥で涙が滲んだ。 和也はしっかりと反応している僕のソレをみて満足そうにしていた。 「ちゃんと剥けてるじゃん。意外とヤラシーんだ?」 僕のアソコを凝視したままニヤニヤ笑う和也に僕は顔を覆い隠したかったのに僕の手はまったく動かなかった。 それどころか和也は羞恥に歪む僕の顔を見てヤラシー顔してる、と言って笑った。
和也の冷たい手が僕のアソコをぎゅっ握り、そのまま上下に動いた。 「は、んぅ・・・やっ」 僕はすぐ我慢が出来なくなってギュと目を瞑る。 「ふっ、あぁっも、だめぇ・・っ」 僕の切羽詰まった声にピタリと和也の手が止まった。 「・・・な、んでぇ・・?」 「まだダメ。イかせてあげない。」 ニッコリ笑った和也は何処からか取り出した紐で僕のアソコを縛ってしまった。 和也は縛られたソレの先っぽを指の先でクリクリ弄る。 僕はイきたくてもイけなくて気持ちよくて苦しい。 「ココがマナブの尿道だな。」 和也はただ無邪気に僕のアッチコッチを弄くる。
「はい、舐めろよ。」 僕の先走りがたっぷりついた和也の指が僕の口に触れる。 僕は口を開けなかった。 「ま、いいけどね?痛いのはマナブだし。」 にっこりと笑った和也が怖くて僕は慌てて和也の指を舐めた。
僕の唾液で塗れた指を和也は何も言わずに一本僕のお尻に持っていった。 「いやだ、やだっ!」 僕はすごく驚いて動かない体で必死に抵抗しようとした。 一瞬僕は自分の足に力が入り、思いっきり和也を蹴り飛ばした。 和也の体が吹っ飛ぶと、僕の金縛りはとけた。
僕は急いでドアへ走った。もちろん開かない。 怖い・・・それしか頭になかった僕はいつの間にか和也が後ろに居ることに気が付かなかった。
ぎゅっと後ろから押さえつけられて僕はビクッとした。 「わりぃ、もうしねぇよ。」 ボロボロ泣く僕の頭を撫でて「辛いだろ」と僕のアソコを縛っていた紐をそっと解いた。
そして僕のアソコをまたギュッとして揉んだ。 僕の背中には和也の堅いモノが押しつけられて僕は酷く興奮していた。 「あっ、や・・・・んっ!」 僕は自分の欲望を吐き出すと同時に気を失った。
「・・・学!」 その声で目を開けると哲也が居た。 「なんで・・・?此処?」 「お前な、びっくりさせんなよ!・・・いや、俺が悪いんだけど・・・」
哲也の話によると僕がまだ家に帰ってないことが連絡網で回ってきたらしい。 「マジびびった。まさか居ないだろうと思って此処来たら中から物音がするし、お前の声もするし」 「僕の、声?」 「そうだよ!『いや』とか『やだ』とか・・・」
結局、夢だったのか現実なのか、僕にはよくわからなかった。 僕の服は脱げていなかったし、汚れても居なかった。 ただ、僕は見つけてしまった。 僕のアソコを縛っていたその紐が落ちているのを・・・ それを見つけた瞬間僕はゾクッとした。
「お前さ、なんで窓から出るとか考えなかったわけ?」 「窓?」 確かにあそこは一階なんだから窓から出ればいい。 そんな簡単なことに気づけなかった自分に呆れてアハハと笑うと、哲也は珍しいモノでも見たかのように僕を見て、顔を赤らめた。
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