「リン、貴信のおちんちんを舐めなさい」 「……は、い。社長」 ここは社長の自室のベッドの上。 俺は一糸まとわぬ姿で、自分が所属するモデル社長のペニスを咥えこんでいた。 ぎしっとベッドのスプリングが軋む。 俺の顔の横に、人気急上昇中の俳優、家田貴信が座ったのだ。 奴は学生時代に陸上部で鍛え上げたと御自慢の均整のとれたアスリートらしい身体つきをしていた。 ……正直、俺にとってはどうでもいい事だったけど。 ちらりと視線を貴信のほうで投げやった俺は、そっとため息をついた。 奴は股間のモノも御立派だった。 これを舐めるのか……。 社長の命令だ。俺は顔を横向きにすると、貴信のペニスをしゃぶった。 「んっ……」 口の中がオトコのモノでいっぱいになる。 貴信が俺の髪を撫でた。 「リン、すっげーエロい」 その途端、俺の中を犯す社長のモノが大きくなった。
社長は、家田貴信が好きだった。 俺に、ちんぽを銜えさせ、多分これから社長が出した後の俺の中に突っ込む、家田貴信が社長は好きなのだ。 何で社長が、好きな男が俺を犯すのを黙って(でもないか、俺を抱きながらだけど)るのかは、俺の知った事じゃない。 社長と俳優に前と後ろから犯されている俺は社長が大好きだから。 だから社長が望むならば、俺とやりたがっている家田貴信とセックスする事になったのだ。
「リン、キレイな顔なのに、オレのを口いっぱいに頬ばって、エロいよ」 貴信は優しい声音で言いながら、俺の頭をつかんだ。 奴のでかいモノが俺の喉を犯した。 俺は貴信となんて、したくない。 これは社長命令だ。社長が望むから。社長が家田貴信に犯される俺を見てくれるなら……。
俺は社長が好きだから逆らえないし。 社長も自分の好きな男の「リンと寝たい」という無邪気な欲望には逆らえなかったらしい。
俺と社長が、えっちをしたのは俺がモデル会社に入って、すぐだった。 若くて端正な顔立ちの社長に俺は、一目ぼれだった。 格好良いのに社長は元モデルではなかったらしい。 有名な大学を出て、経営者としてこの仕事を始め今では軌道に乗っているらしい。 この事務所の看板モデルが、独立前の家田貴信だったのは有名だ。 俺は奴とはタイプが違うけれど、社長に惚れたからこの事務所に入った。 今では売れっ子といっても良いと思う。 社長は俺が「抱いて下さい」と頼むと、その夜に俺と寝た。 俺は男とセックスするのは初めてだったけど、社長はすっげえ優しくて上手くて、俺はますます社長に夢中になった。 セックスにも社長にも、俺は溺れていった。
そんな俺の大好きな社長が、俺が社長と出会う前に独立した家田貴信に今でも惚れてるなんて、皮肉な事は知りたくなかった。 俺は社長にとっては、えっちをするただのモデルでしかなかったんだ。
きっかけは、家田貴信と仕事が一緒になり、奴が俺に話しかけてきた事だ。 「リン、オレのタイプかも」 奴は照れもせず、そんな事をサラリと言いやがった。 その時は営業スマイルで通したけど、奴はどんどん俺に接近してきた。 俺は、奴がうっとおしかった。 俺は家田貴信みたいな白い歯を見せて笑う爽やか俳優はタイプじゃない。 俺が好きなのは、落ち着いていて物静かな社長だけだった。
俺が好きな社長が惚れてる男なんか、大ッ嫌いだった。
「リン、オレもリンとひとつになりたいよ」 家田貴信が俺にフェラさせながら、うっとりと言った時。 「……くっ!」 「!」 社長が俺の中で射精した。 俺の中を社長のものが、どくどくと注ぎ込まれる。 俺は社長のものを咥えながら、呆然と天井を見上げていた。 ……早、すぎる……。 いつもと違う。 こいつが居るから? こいつが俺の中に突込みたいって、目の前で言ったから? だからイッちまったの? 「あ、イッた?じゃあ、次、オレね、リン」 奴は社長がイッたのを明るく確認した。 こいつ馬鹿じゃねえの、デリカシーなさすぎ。お前は知らないだろうけど、社長はお前が好きなんだぜ。 それを終わったんなら代われとばかりに言うことねえじゃん。 奴は俺の口の中から、ずるりと性器を抜いた。 社長の目が、家田貴信の性器を見ていた。
その時、俺は思い知らされた。 社長の食い入るようなイヤらしい目を見て、俺は……。
社長は家田貴信に抱かれたいんだ。 なのに社長は学生時代からの親友に欲望を気取られたくない程に、こいつが好きなんだ。
俺のアナルからは社長が出したものが、こぼれていた。 社長の純粋な恋心とやらとは対照的な肉欲にまみれた証だった。 家田貴信は俺の足の間に移動すると、 「ヒクヒクしてる。それに男にヤラれて、リンすごいイヤらしい身体だね。オレがつけたキスマークも……」 俺のあそこから顔までを、いやらしい視線で見回した。 キスマークは、こいつに首筋に無理矢理つけられたものだ。 俺が社長に指を入れられて気持ち良くって快感に喘いでいる合い間に、こいつが首に食らいたのだ。 その時も社長は、嫉妬に狂った目で俺を見ていた。
こいつは気付くまい。 社長が睨んでいるのは、こいつが社長の大切な商品の俺を社長と共有してるからだと思ってるんだろうけど。 本当は家田貴信に抱かれるオトコが、憎いんだ、社長は。
「リン、入れるよ」 奴が興奮した声で俺の足を抱えあげた。 社長はベッドの横のソファに座って、俺たちを見ている。 社長のイッたばかりの股間も興奮でまた大きくなっていた。 ……あれが欲しい、社長のおちんちん……。 「あっ!」 俺が社長のモノを見ている間に、貴信は俺の中に挿入した。 社長に犯された場所を、社長の好きな男が犯していく。
「リン、いいよ。すごく可愛い」 「あんっ……、ああっ」 俺は家田貴信に犯されていた。 社長の目が、俺たちを犯す。 俺は社長の嫉妬に狂った目に犯され、絶頂を極めた。
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