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 (高校生×リーマン/甘々/科白のみ小説/18禁)
残業。新婚?初夜!?



「小笠原君、未だ残っていたのかい」
「皆さん残っていらっしゃるのに、僕だけ帰るなんて出来ませんよ」
「けど君は一昨日引っ越ししたばかりだろう?荷解きも未だ済んでないだろうに」
「いえ、荷解きは同居人の方が……」
「そういえば小笠原君って、今度一軒家に引っ越したのよね。確か」
「え、一軒家ですか!?……けど同居人って、もしかして彼女とか」
「もうっ北千住君ったら、当たり前じゃない。奇麗な顔して彼女が居るのもビックリだけど、同棲なんて案外とやるじゃないの」
「奇麗って……」
「なによ~。そんじゃそこらの女の子より奇麗なクセに。あ、まさかとは思うけど、もう結婚しちゃった?」
「け、結婚なんて……あの、ですね」
「うわ~、俺なんか未だ彼女も居ないのに!やっぱモテるんすね、小笠原さん」
「良いなあ。同棲かあ」
「あの、代々木さん……」
「彼氏ともう3年も付き合ってるけど、そういう話って出てこないのよねえ」
「俺なんて出会いすらないっすよ!?」
「まあまあ、二人とも。……小笠原君」
「……はい」
「今日はもう上がって良いから。引越祝いと言っては酷いが、彼女の為に早く帰ってあげなさい」
「はあ」
「今度彼女の写真見せてよね~」
「俺も見たいっす!」


「彼女じゃなくて、彼氏なんだけどなあ……。なんて云ったらみんな泡吹いて倒れるかも」





「ただいま」
「御帰り。早かったじゃん。先に風呂入る?御飯?それとも……俺にしとく?」
「睦月、そのネタ古いし恥ずかしいぞ。相当」
「ちょっと新婚さんごっこしただけだろう~」
「ハイハイ」
「葉月ノリ悪い」
「先に御飯御願い」
「あいよ。……今日は純和風で攻めてみました」
「こういうのって料理屋でしか食べたことないよ」
「そうか~?本見てぱっぱっと出来ちゃったぜ」
「御前が器用なんだよ。うん、美味い」
「葉月の方こそ、美味しそうな顔してる」
「阿保か」



「あ~、サッパリした。睦月、そろそろ寝る……」
「・・・・・・」
「そりゃ疲れてるよな。学校帰ってきてからずっと荷解きしてたんだし。御陰で滅茶苦茶片付いて手助かってるけど。って、ベッドまで運べないや……。睦月、睦月~」
「ん~………」
「起きろ。もう寝よう」
「嫌だ……。葉月」
「ん?……っ、んん」
「しよ」
「莫迦。眠いクセに」
「そりゃ確かにちょっとは、眠いけど」
「だったら素直に寝ろ」
「ガキ扱いするなよな。未だ寝ねえよ」
「なんで」
「知りたいの?」
「……おい」
「昨日一昨日は全然ゆっくり出来なかったけどさ」
「ちょ、何処触ってんだよっ」
「今日はもう大丈夫じゃん?ベッドも整ってるし」
「なに……あっ」
「初夜。決まってるだろ」
「んっ、んんっ……っ」
「……葉月、もう真っ赤になってる。……本当の新妻みたい。それもハジメテする感じ」
「睦月っ……や、……あっんぅ………」
「そういう顔と声するから、もっとイタズラしたくなるなあ」
「ひゃぁっ、ん……だめだってばっ……!」
「いやらしいんだ、葉月。ここ、もう熱い。……ベッドまで我慢出来なくなりそう」
「ヘンタイ親父みたいなこと云うなっ!」
「親父じゃないもん。未だ歴とした高校生」
「……っ、あ…んっ」
「葉月が煽るから意地悪になるんだよ。けど、もし変態でもさ」
「んん………ぅっ」
「それでも俺が好きだろう?」
「………ちっ。ああ好きだ……って、睦月…!?」
「軽すぎ。まさかとは思ったけど、本当に横抱き出来るなんて」
「だったら下ろせよっ」
「腰打つから駄目。……もうちょっと肉付けた方が良いんじゃないの」
「普通だ、普通」
「まあ骨っぽくなくて抱き心地良いからいいけど、やっぱ軽い」
「そんなこと………んんっ、ん」
「無駄話はここまで、な」
「っ、う……」
「感じる?奇麗な色して勃ってる……」
「やっ」
「嫌って言っても説得力、全然無い」
「ふあっ、あんっ……はあぁっ」
「胸だけでも下がこんなになるんだよな、葉月って。俺のチョウキョーの成果か?」
「……っ、んんっ」
「足広げて。じゃないと触らないからな。……良い眺め」
「このっ……いっ、あ」
「大丈夫、痛くしないから。初夜だし、いつも以上に優しくするから」
「やんぅ……はああっ、んんっ」
「滴ってるの、自分で解る?……ほら、蜜。舐めてあげる」
「……ぅっあんん、ああっ」
「ちょっと弄らない間に堪え性がなくなってる。未だ出さないで、我慢しろ」
「や、だめっ……ひ、ああんっ。あ、ああっ、ひゃあっ」
「もうイキたい?……じゃあ御願いしてよ。イカせて下さいって云ったら、呑んであげる」
「な、やあっん……やああっ」
「ほら、言えって。もっと虐めても、良いんだぜ……?」
「あ……ああっ、やっ…い、……い…かせてっ……んあっ、あああっ!」
「……良く出来ました。なあ、これでキスしたら怒る?」
「当たり前、だろっ」
「残念」
「…つぅ……っん」
「ここもやっぱりハジメテみたいになってるな……。初々しくて良いけどね」
「ひ、あっ……」
「結構キツいな……。解る…?未だ二本しか咥えてない」
「はうぅっ…、んあ……たっ…」
「……なか、くちゅくちゅしてて熱い……」
「ああ、あぁっ、も……う、ううっ……んんっ、ゃあっ」
「そろそろ良いよな…?俺も早く入りたいし」
「う、ん………っあ、やぁああっ」
「…いたっ、痛いってはづき……」
「んあっ、あんっ、んんやああっ……」
「喰い千切る気、かよ……っ」
「……っあ、あ」
「…葉月……、ちゃんと眼開けて」
「んっ」
「ハハ。啼かされて泣いてるのに凄い奇麗……。俺を見て、葉月」
「あっ、ん」
「夜は長いんだから、楽しもうぜ……」
「いぅっ、……あああんっ」



「うわ、遅刻だよ。遅刻!おい、さっさと支度しろよ!」
「あんだよ……。もう今日は休んじゃおうよ」
「莫迦!くだらないこと云ってないで動け!」
「なんでそんなに元気なの、葉月。……未だ三時間しか寝てないのに」
「僕だって眠いんだっ」
「なら休もうよ。初夜だったんだし、結構辛かっただろ?」
「云うな!」
「いててっ……解りましたよ。用意すれば良いんでしょ。全く手が速い……」
「ううっ、書類書類。あっ、シーツ乾燥機かけないとっ」
「夜はあんなに言いなりのクセに」
「え~っと、ゴミ出しは~、未だか」
「あの手の速さはちょっと問題だよなあ」
「睦月」
「なに」
「……それでも僕が好きでしょう?」
「当たり前だろ」

「諸事情から科白だけ小説を初めて書きました」
...2005/7/10(日) [No.221]
芝原下稜
No. Pass
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