僕が中学生の頃、中学校の校庭に立派な桜の木があった。その木はずいぶん昔からあるらしい。そしてその桜の木にはこんな伝説があった。
この桜の下で体を結ぶと、永遠の愛が手に入れられる。
そんな伝説だった。普通ならば、木の下で告白とか、キスなのに、この桜の下で体を結ぶとは、なんて不埒な伝説なのだろう。 僕は誰もそんな事しないと思っていたのに。
先生に頼まれごとをされ、日が暮れての下校となった。野球部も、サッカー部もいない校庭。もうきっと先生達もいないであろう校舎。僕は怖くなり急いで帰ろうとしたそのとき、声がした。 呻き声ともいえるが、それは確かに女の喘ぎ声だった。
『そういえば、この校庭の桜の木の下で体の関係を結ぶと永遠の愛が手に入れられるんだっけ。誰だよそんなの本気にしてる奴。』
僕がそんな事を思いながら、誰がしているのか確かめようとしたとき、 校庭にいい音が響き渡った。
パァン!!!
「何してくれるの!!!しかもこの木の下で!!!悪ふざけにもほどがあるわ。それとも永遠の愛がほしかったの!?」
きっと彼女が彼氏を殴ったのだろう。彼女が彼氏を殴ったのは、彼女が本気で彼と付き合ってなかったか、ただのセフレの関係だったからだろう。
「あぁ。俺は君の永遠の愛がほしかった。君は本気でなくとも。」
この男は馬鹿だ。こんなことして本当の永遠の愛が手に入れられるはずもない事をわかっていただろう。 僕の耳に疑わしい言葉が飛び込んできた。
「君を手に入れないのなら、君を殺してやる。他の女にそんな事チクられては困るからな。」
僕は彼女の元に走っていっていた。
「やめろよ!!!彼女を殺さなくてもいいだろ!!!彼女は君の私欲のためにあるんじゃない。」
「あぁ?!誰だてめぇ。てめぇモコロサレテェカ!!!」
彼はポケットからナイフを取り出し振り上げた。僕は目を瞑ってしまった。
だが、来るはずの痛みは一向にこなかった。目を開けてみると、彼はタバコを吸っていた。
「ちっ、てめぇのせいで、女が逃げちまったじゃねぇか。」
いわれて気がつく。僕が助けてやった彼女はもういなかった。酷い。
「おい、お前。お前のせいで逃げられちまったじゃねぇか。責任とって貰おうか。」
「何をすればいいですか?」
僕は困ってしまった。お金なんかないし、奴隷にならなんていわれては困る。こんな柄の悪そうな男とつるんでいたら、高校推薦に落ちてしまう。
「…とりあえず、俺のをしゃぶれ。てめぇの逃がした女とやってる途中だったもんでな。勃ってんだよ。」
『へ?それだけでいいの?』
そう聞きたくなった。だって僕は、小学生の頃から兄にそんな事を毎日されていて、体を開発されていたのに。
「わかった。それだけでいいんだな?」
僕はそういうと、彼自身を口に含んだ。 彼は兄のとは違い、すごく大きかった。彼は感じていなかったのに、しゃぶっている僕が感じていた。
気がつと、僕は腰を彼の足に擦り付けていた。彼はニヤニヤとしながら僕を見下ろしていた。
『ヤバイ!!!こういう人はこれを脅してくるんだ!どうしよう…。』
「へぇ、お前はこんなのが好きなんだな。俺のをしてるのに、自分がこんなになってどうするんだよ。」
あぁ、僕の物も限界が近くなっていた。
「ほらほら。」
そういいながら、膝を僕自身に当ててくる。
「あっあ・・・・あっ・・・う。」
「いきそうか?」
そう聞かれて僕は首を縦に振った。すると、動きが止まった。
「何で俺がお前をいかせなきゃいけねぇんだよ。」
それはそうだ。
「でも、どうしてもってんなら、俺のを使って気持ちよくなってもいいが、俺も気持ちよくしろよ。」
結構いい奴だった。僕はこくんと頷いて、ズボンを脱ぎ、僕の蕾に自分で指を入れて慣らし始めた。
「あっあ・・・、・・ん・・」
すると、みるみるうちに彼が大きくなるのがわかった。きっと僕のこんな姿をみて、欲情しているのだろう。
「いくよ?」
そう言って、僕は彼自身を掴み、僕の蕾へ押し当てた。 途端に、僕の中が凄い圧迫感に襲われた。
「うんっ・・・・。いいっ。」
そのまま僕は腰を使い始めた。そして、一分が過ぎようという頃、僕の中になにかが放たれた。
そして、彼が抜かれた。
「もういい。気持ちよくなった。お前のは自分でするのだな。」
そう言い彼は去っていった。
僕はいまだに彼を思いっ続けている。 桜の木の伝説は本当だった。
|